'98/8月
4分
安達亨
2ケ月


安達の初の映像作品で、当時研究していた「劇画」をベースにしたもの。 大学の授業の課題として「文字をアニメーションさせた映像作品」というテーマでの制作だったがその縛りに耐えきれず暴走。かろうじて画面に文字が入っている(麻雀牌など)程度の劇画アニメ作品となってしまい、講師陣を困惑させた。
カラオケ調の字幕、夜の繁華街の看板等、前半は課題に沿って、かなり文字割合が高いにもかかわらず、文字を感じさせない所が素晴らしい。
後半は暴走ぎみでキャラクターが出てきてしまった。合計で2話分制作され、エンディングも気持ちよい物に仕上がった。
次元を超越した麻雀の世界ですわ。「文字のみで」という制限を意識したからこそできた表現ね。私、衝撃的な食感の料理に出会った時「次元を超越している!」って感じることがあるけど、まさにその感覚に近いわね。

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